メニュー

思春期外来

思春期外来は、小学校高学年から20歳くらいまでの生理や性に関する悩み・不安などを解決する専門外来です。最近注目されているpre-conception careの入り口となる位置づけで、快適に思春期を過ごしてもらえるように、また将来の妊娠が最良の状態で迎えられるように、当院では種々の悩みのご相談にのっています。内診は希望がない限り行いません。主な診療内容は次の通りです。

生理の不調

 まだ女性ホルモンのバランスが完成していないときなので、いろいろな不調があります。生理不順をはじめとして、不正出血がある、生理が止まらない、生理痛が強い、生理が3ヶ月以上来ないときがある、高校生になったが生理が一度もないなど、そのまま様子をみないでいらっしゃってください。生理不順の項目でもふれていますが、特に生理が3ヶ月以上来ないときは、将来子宮体がんや骨折しやすくなる病気(骨そしょう症)にかかるリスクが増加しますのでぜひ相談に来てください。生理痛に対しても市販薬より効果が期待できるお薬があります。ここ10年で治療用の女性ホルモン剤(LEPといいます)が急速に普及し、小・中学生の方でも安全に服用でき、生理のつらさが改善した方も多数いらっしゃいます。

生理の日を移動したい

 学校や家庭の行事などで生理の日を移動したいとき、早めに(前の生理が終わるころ)いらっしゃっていただければ生理を早めることができ、体にも優しいです。直前になってしまったときは、必要な日数だけ生理を遅らせて来ないようにすることができます。飲み初めに吐き気が出る方がいますので、吐き気止めも同時に処方します。自費診療となり、3,300円(税込)の費用がかかります。

性感染症(性病)が心配

 性感染症の症状として、おりものが増えた・においが気になる、おりものに血が混じって腹痛もある、またがかゆい・痛いなどがあります。最も多く普通にみられるのは、クラミジア感染ですが、それを我慢してしまうとおなかの中全体(特に肝臓)にクラミジアの菌が広がって取り返しのつかない状態になることもあります。またが痛い、排尿時にしみるのはヘルペス感染かもしれません。においやかゆいなどは性感染症でないこともありますが、うっとうしいので治しましょう。いずれにせよ検査して適切に治療すればきちんと治ります。

妊娠が心配、避妊の相談がしたい

 まず、現在妊娠しているか心配な場合、尿検査で簡単・確実に検査できますのでお申し出ください。避妊に関して、確実な避妊を望まれる場合は低用量ピルが最適です。正確な知識をもってのめば副作用の心配も少ないですし、慣れればのむのが面倒なものでもありません。また緊急避妊ピル(性交渉後3日以内にお薬をのむと、別の方法で避妊していなくてもそのときは妊娠を避けることができます)もありますので相談してください。内診は不要です。詳しくはそれぞれのバナーの説明をご覧ください。

お腹が痛い、ふくれてきた

 最近10歳代の方の卵巣のう腫が増加しているとの報告が出ました。teen-agerでも卵巣腫瘍(卵巣のう腫)は発生します。お腹からの超音波でも診断できることがあります。我慢しないで受診しましょう。

 

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME