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子宮がん検診

子宮頚がん検診について

一般に「子宮がん検診」とは子宮頚がん検診のことを指します。子宮頚がんは、20歳代から発病し30歳代で1回目の発病のピークを迎えます。他のがんに比べて若くして発病する特徴を持っています。しかし、子宮頚がん検診を毎年受けていれば、万が一の場合でも異形成(前がん状態)の段階で発見ができるため、がんになる前に治療が可能です。日本では欧米諸国に比べて子宮頚がん検診の受診率が低く(40%程度と見積もられています)学会でも問題視されていますが、それは多分に検診を行う医師の側にも責任はあると思います。怖くない、痛くない検査を心がけ、「これなら毎年受けてみようか」と思っていただけるように努力いたします。

当院では横須賀市の検診事業の子宮頚がん検診を実施しております。横須賀市に住民票がある方が対象です。他市町村の方はお電話または受付でご相談ください。

* ご来院の際は、必ずナプキンをご持参ください。

* 20歳の方は市から郵送されますクーポンを持参されますと自己負担はありません。

* クーポンがない方も、いらっしゃっていただき検診票を記入していただくと自動的に市の補助が適用されます

* 子宮体がん検診、卵巣がん検診(超音波)も同時にできますので、ご希望の方は問診票にお書きください。

* 検診の結果、万が一さらに進んだ検査が必要と判断された場合は、ご希望の中核病院にご紹介いたします。

 

子宮体がん検診について

子宮体がんとは子宮の内膜に発生するがんです。この検診は、子宮の出口(子宮口といいます)から細いブラシを差し込んで細胞を採取する検査です。当院では、子宮体がんの検診は頚がん検診とセット(ルーチン)では行っておりません。セットで行わない理由は次の4つです。

1 超音波で体がんをほぼ否定できることがある。  

2 痛みがある(これでがん検診が嫌になってしまう方も少なくありません。ただ、痛いのは一瞬です)。  

3 検査することによる細菌感染のリスクが0ではない(抗生物質をお出ししますが、可能性を0にすることはできません)。  

4 医療費が高額(保険適応ですが約2,600円の自己負担額となります。この金額には抗生物質の費用も含まれます)。

ただし、最近子宮体がんが増加しており(当院でも2022年1年間で9人の方の子宮体がんが見つかっています)、次の項目のいずれかに該当する方は体がん検診を強くお勧めします。

* 閉経後で出血がある。

* 超音波を行った結果、子宮内膜が異常に厚い。

* 不正出血が続く。おりものが増加している。

* 糖尿病である。

* 乳がんの手術後でお薬を飲んでいる(閉経している・お薬により生理が来ない方は半年ごとの受診が必須です)。

* 生理不順(特に生理があまり来ない)がある、または過去にあった

また、心配ではないけれど検診の一環として体がん検診もやっておきたいと思われる方は、受付でその旨お話しいただければ実施します。

 

 

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